フランスの本
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Saint Flour / サン・フルール

Clermont Ferrandから車で1時間ちょっとです。Cantalカンタルの山岳地帯からちょっと抜けた高原に位置する町です。以前の旅で訪れる事が出来なかった町の一つでした。この町は丘の上と下に別れ、主立った旧市街と教会、そして景観ポイントは丘上の方になります。例によって黒い石が用いいられた町が印象的です。

この町で見られた『地方菓子』ですが、「Tourte de Saint Flour」というものがありました。これは古典菓子の「Pain Complet」のように円形のfeuilletageパイ生地でcrème d’amandeアーモンドクリームを挟み、その上にpâte de macaronマカロン生地(blanc d’œuf卵白、poudre d’amandeアーモンド・プードル、sucre砂糖を合わせたもの)を赤色に着色したものを塗り、切れ目を入れて焼き上げます。古典菓子にその町特有のespritエスプリを加えたものがspécialitéになっている典型です(この場合、都市名のFlourとfleur花が架けられていると思われます)。また、ここが地域圏南端に位置しており、Languedoc Roussillonラングドック・ルシヨン地域圏、Midi Pyrénéesミディ・ピレネー地域圏の山岳部と近い事から、そこらの『地方菓子』である「Fouace」が多く見られました。この菓子の基本形はcouronneクーロンヌ(王冠型)で、その形のものもありましたが、珍しく真ん丸型で上に飾りが載ってい王冠に見立てているものが売っていました。また、東部のRhône Alpesローヌ・アルプ地域圏の「Brioche à la praliné」も見受けられました。