

Pâtisseries Régionales Françaises
フランス地方菓子
Alsaceアルザスと言えばNoëlクリスマス。まさにその時期にこの地域を訪れました。どこもかしこも想像通りの感じでとても綺麗でした。 ここを訪れるならば、12月25日のNoëlよりも、12月6日のSt.Nicolasサン・ニコラの日をお勧めします。サン・ニコラはサンタクロースのモデルになった聖人です。 隣のLorraineロレーヌ地域圏とともに近世まで神聖ローマ帝国領として存在し続け、三十年戦争後の割譲により初めてフランス領となり、その後もフランスとプロイセン・ドイツを行ったり来たりしてフランスに最終的に帰属したのは第二次大戦後です。よって、地理的にも歴史的にもドイツと密接に関係しているので物の名前も町の名前も ドイツ的なものが多く、食文化にしても然りです。この二つの地域圏は総じてセットで両国間を行き来していたので、『地方菓子』においても往々にして同じものが見られます。
【Alsace / アルザス】①


Strasbourg / ストラスブール
Stasbourgストラスブール駅下車。ParisからT.G.V.で二時間くらいです。Bas-Rhinバ・ラン県の県庁所在地にしてこの地域圏の首府であるだけに非常に大きい町です。旧市街もしっかりと残っており、「Grande Île de Strasbougストラスブールのグラン・ディル」として(StrasbourgはL’Illイル川によって囲まれており、それがîle島のようだから)世界遺産に登録されています。ちょうど12月6日のSt.Nicolasサン・ニコラの日に訪れました。町中がSt.Nicolasという雰囲気で「まさにNoël!」といった感じでした。

Baden Baden / バーデン・バーデン
Baden Badenバーデンバーデン駅下車。。Strasbourgストラスブールからドイツ内のOffenbourgオフェンブルグで一度乗り換えをしなければいけなく1時間以上かけて行きました。当然の事ながらドイツはドイツ語なので、何も分からない私にとってはまさに異世界でした。Baden Badenは温泉のでる保養地としてとても有名で、badenとはドイツ語で「入浴」を意味するらしく、この名のついた町は温泉地といえます。フランスで言う「les bainsレ・バン」に当たります。また、多くの音楽家が訪れた町でもあります。はい、いいえ、くらいしかわからなかったので、詳しく話しを聞いたりはできなかったのが残念ですが、フランスに比べて素朴な菓子が多かったです。