Annecy / アヌシー

Annecyアヌシー駅下車。Grenobleグルノーブルから電車で2時間弱です。Haute-Savoieオート・サヴォワ県の県庁所在地ですが、それほど大きな町ではありません。しかし、lac d’Annecyアヌシー湖の湖畔に建つその町の雰囲気から「アルプスのヴェニス」と呼ばれる事もありるくらいとても綺麗な町並みです。旧サヴォワ公国に属し、その中でも首都Chambéryに次ぐ規模を誇りました。なので、Savoie固有の文化を濃く残しています。

Annemasse / アンヌマス

Annemasseアンヌマス駅下車。Annecyアヌシーから電車で50分程です。都市圏としてはそれなりの規模を持つ町ですが、工業によって発展した町であるため、旧市街のような雰囲気はありません。この町はもちろんフランスなのですが、周りに大都市がないため、都市圏としてはSuisseスイスのGenéveジュネーヴの都市圏に属しています。そのためか、Savoieサヴォワの他の地域とは違った文化がちらほらと見えます。

Chamonix Mont Blanc / シャモニー・モン・ブラン

Chamonix Mont Blancシャモニー・モン・ブラン駅下車。AnnecyアヌシーからはSt.Gervais les bainサン・ジェルヴェ・レ・バンを経由しなければならず、乗り換え時間混みで2時間以上かかります。言わずと知れた世界有数のウィンタースポーツのメッカです。この町には、「Mont Blancという菓子がここにはあるのか?」という興味本位で訪れました。フランスで「Mont Blanc」といえばParisパリの「Angelina」のものが有名ですが、ここ以外でこの名前のこの菓子はほとんど見る事が出来ないと思います。ですので、実際のMont Blancではどうか、と思った次第です。結果はというと、ありませんでした。この町でもう一つ見たかったのが西ヨーロッパ最高峰の標高4810mを誇るMont Blancそのものです。ですが、残念ながら時期的にロープウェーは停まっており、さらに薄曇りの天気と言う状態で見えたのか見えてなかったのか分かりませんでした。この町にはMont Blancの初登頂に成功したJacques Balmatとその登頂に多額に賞金をかけ、また自身も地質学者として登頂に成功したHorace Bénédicte de Saussureの像があり、Balmatの指差す方向にはMont Blancが見えるはずです。が、曇っていて微妙でした。

Grenoble / グルノーブル

Grenobleグルノーブル駅下車。Lyon Part-Dieuリヨン・パール・デュー駅から1時間半程です。Isèreイゼール県の県庁所在地であり、この地域圏ではLyonリヨンに次ぐ規模をもつ大きな都市です。中世はcomte d’Albonアルボン伯の治世下で当初は首都として、首都移転後も重要な都市であり続けました。ここでこのような歴史の話しをわざわざ書いたのかというと、この歴史がGrenobleのspécialitéたちと関係してくるためです。歴史を順を追って書かせてもらうと、Grenobleの統治をしていたアルボン伯は別名「le Dauphinル・ドーファン」と言いました。これは彼が自身の紋章に「dauphinイルカ」を用いたからです。このことから、この地域は歴史的に「Dauphinéドーフィネ」と呼ばれ、後に州として成立した時代も「ドーフィネ州」となり、以前の首都で当時も大きな人口を誇っていたGrenobleが州都となりました。このことから、GrenobleのspécialitéにはDauphinéドーフィネもしくはその所有詞のDauphinois(e)ドーフィノワ(ーズ)の名前の付くものが多いのです。

La Tour du Pin / ラ・トゥール・デュ・パン

La Tour du Pinラ・トゥール・デュ・パン駅下車。Grenobleグルノーブルから電車で1時間くらいです。小さな町ですが、旧Dauphinéドーフィネの貴族の町であっただけに、その面影を残すものもちらほらと見られます。

St Jean de Maurienne / サン・ジャン・ドゥ・モリエンヌ

St.Jean de Maurienneサン・ジャン・ドゥ・モリエンヌ駅下車。La Tour du Pinラ・トゥール・デュ・パンから電車で2時間程です。とても小さいSavoieサヴォアの山間部に位置する町です。

Thonon les Bains / トノン・レ・バン

Thonon les Bainsトノン・レ・バン駅下車。Annemasseアンヌマスから30分弱です。lac Lémanレマン湖のほとりにある観光地です。その景観と温泉などから古くはサヴォワ伯の居住地となり、その後も一大保養地として名を馳せています。ちなみにフランス各地にある〜les bainsと名のつく町には必ず温泉があります。

Ile de Franceイル・ドゥ・フランス地域圏に次ぐフランス第二の人口を有する地域圏で、規模にしてもMidi-Pyrénéesミディ・ピレネー地域圏に次ぐ広大な地域に及びます。故にRhôneローヌ川・Saôneソーヌ川の温暖な平野部から西部のMassife central中央高地、東部のAlpesアルプス山脈といった冷涼な山間高地といったバラエティーに富んだ地理を含んでいます。また、中世においてはToulouseトゥールーズ伯領、フランス王領Dauphinéドーフィネ伯領、Savoieサヴォワ伯領に、近代においてもSavoie公領(サルディーニャ王国)とフランスの領土に分かれていました。このように地理的にも歴史的な勢力図にも則った区分というわけではないため、『地方菓子』についても、全体に統一したspécialitéがあるわけではなく、やはりその地理によってある程度ばらけたものが存在します。この辺りが現在の基準まとめられた「地域圏」という枠組みで、歴史的背景を主なバックグラウンドとして存在する『地方菓子』を区分する難しさであると思います。

【Rhône-Alpes / ローヌ・アルプ】②

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