Pâtisseries Régionales Françaises
フランス地方菓子
ワインとエスカルゴ、菓子では『Pain d’Epice』でおなじみの地域圏です。Pain d’EpiceといえばBourgogneかAlsaceを思い浮かべる人も多いと思いますが、森林があり、良質のMiel(蜂蜜)が取れる地域ならばどこでも作っています。Bourgogneは昔、公国としてフランス王家に組しつつも英仏百年戦争時には一時イングランドと組してフランス王家と対立するなど、その領地は最大でFlandreフランドル伯領など現在のBelgiqueベルギー一帯までおよび独自の文化を営んでいました。その名残からか、この地域圏全体に共通しつつ、ここから一歩外に出ると存在しない地方菓子もあり、改めて『地方菓子』というものの歴史と面白さを感じます。この地域を訪れたのは一月の半ばだったので、非常に寒く、最高でも−5℃以下という日もざらでした。なので、残念ながら『Côte d’Or / 金色に輝く丘』を見る事はできませんでしたが、赤も白も個性的なワインがたくさんありました。
【Bourgogne / ブルゴーニュ】
Montbard / モンバール
Montbardモンバール駅下車。中心地は駅からすぐですが、工業で栄えた町であるからか、旧市街といったおもむきの場所はそれほど多くなく、少し中心から外れたところにありました。この町の郊外には最古のシトー会修道院としてユネスコの世界遺産にも登録されている「Abbaye Cistercienne de Fontenayフォントネーのシトー会修道院」があります。 この町にはブルゴーニュ運河流れていますが、1月に訪れたため、それが凍って道のようになっていました。あまりにも寒く、この時にひどい風邪をひいてしまっていたため、この世界遺産を訪れることが出来なかったのが残念です。
Nuits Saint Georges / ニュイ・サン・ジョルジュ
Nuits Saint Georgeニュイ・サン・ジョルジュ駅下車。町の中心まではけっこう歩きました。とても小さな町で人口は5000人ほどしかいません。しかし、この町の周りには広大なワイン畑が広がり、Bourgogneで最も高価な赤ワインであるRomanée Conti(ロマネ・コンティ)を産するCôte de Nuitsコート・ド・ニュイ地区の中心都市であります。地図を見てもらえれば、周辺に名だたるワイン産地の村があることがわかると思います。また、この地区はCassis(クロスグリ)の名産地としても知られており、その博物館までもあります。