​【Basse-Normandie / バス・ノルマンディ】

Renneレンヌよりバスで一時間ほどです。ここはBretagneブルターニュ地域圏だと思っている人も多いと思いますが、実はぎりぎりNormandieノルマンディに位置しています。想像通りとても綺麗な島で、完全な旧市街を細い道が通っています。しかし、観光客が非常に多く、日本人もとても多いです。もし時間があれば一泊して夕方のバスが帰って行った後の静かな雰囲気を味わってもらいたいです。

Cherbourgシェルブール駅下車。この町は映画にもなった「シェルブールの雨傘」でその名を知っている人も多いと思います。海に面した町ですが、浜ではなく港湾であり、また第二次大戦で被害を受けたため、これといって観光に良い場所ということはありません。

Lisieuxリジウー駅下車。それほど大きくない町ですが、この町は「小さき道」で有名な「リジューのテレーズ」ことSte.Thérèseが育った町であり、大きな教会とともに、町中がそのような雰囲気です。このように、この町はLourdeルルドに次ぐ国内で第二の巡礼地としても知られています。

Alençonアランソン駅下車。Orneオルヌ県の県庁所在地で、小さいながらも旧市街が残っている町です。この町は中世の頃からdentelle（レース編み）で有名でした。

前出のDeauvilleの隣にある町です。駅も共通で、文化的にもかわったことはないと思います。

Caenカーン駅下車。Calvadosカルヴァドス県の県庁所在地にしてこの地域圏の首府だけに大きい町です。駅から中心地まではけっこうあるかなければなりませんが、この町にはトラムが走っているので便利です。この町は中世にノルマンディ公ウィリアム（征服王）によって建造された、フランス国内でも最大級の城が残っています。しかし、この町は第二次大戦時に激戦が繰り広げられたため、旧市街といった雰囲気の場所は極めて少ないのが残念です。フランスの中でも比較的開発が遅れていた地域であるせいか、文化的にはそれほど深いものが少なく、菓子においてもしかりです。基本的にはpommeリンゴをつかったものになります。それはこの地域圏全体を通して言えることです。

St.Lôサン・ロー駅下車。小高い丘の上にそびえる城壁に囲まれた町でMancheマンシュ県の県庁所在地にあたります。しかし、第二次大戦時に廃墟と化してしまったため、旧市街といった趣の場所はありません。

Caenカーンからバスにて一時間半くらいかかりました。この町は美しい港や海岸が有名な観光地でカジノもあり、またフランス有数の競馬場があることでもその名を馳せています。とても綺麗な町でありますが、文化的にそれほど深いものがあるわけでもありません。