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Tours / トゥール

Tours Centreトゥール・サントル駅下車。ParisパリからTGVで1時間ちょっとです。その歴史は古くローマ時代から続き、中世にはフランス王領であるトゥーレーヌ公領の首都であり、当公領は15世紀頃には王族の滞在する地として名実共に「フランスの庭」となり、Toursは大いに栄えました。このことからも現在では「Val de Loire entre Sully sur Loire et Chalonnesシュリー・スュル・ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷」の名で世界遺産に登録されている数々の古城を巡るための中心地となっています。現在でもIndre et Loireアンドル・エ・ロワール県の県庁所在であり、この地域圏で首府Orléansオルレアンに次ぐ人口誇る都市です(ちなみにこの地域圏はフランスで4番目に大きな地域圏でした)。駅前に古いBoulangerieがあり、ここではBriocheのみが売っています。大なり小なりBriocheのみです。甘み、バター共に少ないパン屋さんのBriocheです。
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「地方菓子」につては、いくつか特徴的なものがありました。まずは「Le Véritable Nougat de Tours」で、これはPâte sucréeをfonçageしたものの底にfruits confitsフルーツ砂糖漬けをおいてdacquoiseダクワーズ的な記事を流してsucre glaceを振ってから焼き上げます。これはToulouseの「Gâteau du Fenêtra」に似ています(こちらは下に置くのはcitron marmeladeレモンマーマレードです)。他には「La Livre Tournois」というものがありました。これは形がLivreリーヴルとは1975年のフランス革命まで使われていた紙幣の単位です。ほのかにオレンジの香りのする金貨型のchocolatです。Le Mansにも近いので、「Muscadine」もありました。なぜだか「Pruneaux Fourés」もありました。中には四角く切り分けたabricotアプリコットのPâte de fruitパート・ど・フリュイがrhumラム酒風味で押し込まれていました。他には「Sucre d’orge」というものがありました。基本的にorgeは大麦のことで、その煮汁に砂糖を入れ煮詰めたものを一般的に「Sucre d’Orge」と言いますが、こちらは特に入っておらず、miel蜂蜜とVanilleヴァニラ風味の二味が色々と色付けされているものです。
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