Lusignan / リュジニャン

Poitiersポワティエから車で30分ほど行った場所にある小さな町です。この町は中世においてはリュジニャン伯爵家の本拠地として栄えましたが、現在では非常に小さい町です。丘の上と下に町は分かれていますが、歴史建造物があるのは丘の上になります。この町には面白い伝説が残っており、それはここLusignan伯爵妃についてです。そして今は亡きこの町の城は彼女によって作られたとされています。彼女の名前はMélusineメリュジーヌといい、彼女は美しい女性でここの伯の妻となったのですが、実は妖精と人間の子であり、妖精である実の母の呪いによって週に一日だけ下半身が水蛇になってしまいました。この呪いを解くには人間に愛されなければならず、そのために彼女はここLusignan伯のもとを訪れたのです。かくして彼女は伯の妃となりますが、彼女の言いつけにも関わらず伯はその一週間のうちの一日に彼女を見てしまいす。その姿を見られてしまうと一生その姿でいなければならかったのですが、伯は彼女を妃とし続け、彼女達には子供が出来ました。しかし、産まれた子供達は性格的にも外見的にも(大牙があったり一つ目、三つ目だったり)人間のそれとは違っていたため、ある日伯はそのことを彼女のせいだと「化け物女」と罵ると、彼女は川に飛び込み姿をくらまし、水妖の一員となったのです。この物語は15世紀頃に作られたもので、フランス中に広まり、尾が二つあるマーメイド姿(背中にドラゴンの翼を有している場合もある)の意匠は多くの紋章などに見られます。このような伝承があり、今でもこの町の人々は自分たちの事をMélusin(e)sと呼びます(普通の法則に則ればLusignais(e)とかLusignois(e)等になるはずです)。
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この意匠はこの町のspécialitéである「Macaron de Lisignan」の包みにも記されています。ここのmacaronも近くの「Macaron de Montmorillon」のタイプと同じものです。他の『地方菓子』として「Macaroné」が見られました。