Marseille Saint Charlesマルセイユ・サン・シャルル駅下車。NiceニースからTGVで2時間半くらいです。PACAの首府であるだけに非常に大きく、フランスでもParisパリに次ぐ第二位の規模を誇る都市です。また、地中海最大の貿易港でもあります。そのため、雑多な人種が入り乱れ、フランスで最も危険な町としても知られています。実際、知り合いのフランス人達にMarseilleに行く事を告げると「気をつけろ」と耳にタコができるくらい言われました。夜に最も危ないと言われる駅周辺を歩きましたが、幸運にも危険な状況には巡り会わなかったです。たぶんサッカーのOlympique de Marseilleの試合が行われていたからだと思います。
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さて、『地方菓子』についてですが、この町には特筆すべきものがあります。それは「Navettes」ですが、ここの伝統的で有名なものは一般的なものとは形が異なります。普通はその名の通り「舟形」ですが、ここのは細長い形をしています。これには理由があり、2月2日のchandeleur聖母お清めの祝日にロウソクの聖別を受け、これをもって行列した事に発します。そのときにMarseilleでは一軒の菓子屋「Four des Navettes」に立ち寄り、その「Navettes」を祝福することから、ここの「Navettes」はロウソクのような形をしていると考えられます。ちなみに、この日には伝統的にcrêpeクレープを食べる習慣があります。他にももちろん「Pompe à l’Huile」がありましたが、それに似たもので「Gibassierジバシエ」というものがありました。これは「Pompe à l’Huile」に少々甘みを加え、fleur d’orangeフルール・ドランジュ(オレンジの香料)も控え、上にsucre砂糖をふって焼いたものです。糖分が多いので「Pompe à l’Huile」よりもしっとりし、また香りも少ないので食べやすいと思います。また、新しいものですが、Marseilleのspécialitéとして売り出しているものに「Les Marselilotesレ・マルセイヨット」というものがありました。これはnougat blanc白ヌガーをpoudre cacaoココアでenrobé(包んだ)ものです。nougatの中にはanis(茴香の実)、amande grillée(焼いたアーモンド)、confit d’orange(オレンジの砂糖煮)が入っています。率直な感想を言わせてもらえば、MarseilleはProvenceプロヴァンスというよりも「Marseille」っという感じでした。

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