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Pâtisseries Régionales Françaises
フランス地方菓子
Monaco Monte Carloモナコ・モンテ・カルロ駅下車。Niceニースから電車で20分程です。言わずと知れたCasinoカジノとF1の町であり、モナコ公によって統治されている世界で二番目に小さい国家「Principauté de Monacoモナコ公国」でもあります。丘の上にあるMonaco-Villeモナコ・ヴィル地区が旧市街地になり、CasinoカジノやHôtel de Parisオテル・ドゥ・パリなとがある高級市街地がMonte-Carloモンテ・カルロ地区になります。両者とももっとも低いport港のあるLa Condamineラ・コンダミーヌから登りになるので多少疲れますが、それでも十分歩いて回る事ができます。もちろん市バスも走っています。さて、独立国家モナコといってもまわりはフランスに完全に囲まれているわけで、菓子に関しても他のPACAの町とそう変わらないものが売られています。ただし、旧市街地の町並みに関しては、中世に都市国家ジェノヴァ共和国によって建設され近代も一時期はイタリアのサルディーニャ王国の保護下に入るなど、多分にイタリア的な要素が見受けられます。
菓子に関して、特別変わったものではありませんが、「Fougasse」という菓子で、赤と白に色づけされたanis茴香の実のdragée(普通はamandeアーモンドの糖衣掛け)をbriocheブリオッシュのような生地を薄くのばしたものの上にまぶして焼いています。この赤白はモナコ国旗に由来しています。ここで特徴的なのが、この生地にはfleur d’orangerオレンジ香料が入っていない、という点です。PACAでこの名前ならば、間違いなく入っているものです。この辺にフランスとは違う独立国家としての歴史があるのかもしれません。
Monaco / モナコ
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